中学くらいからうっすらと得意不得意教科の漠然とした印象をもとに文系理系という枠を意識するようになり大学受験を前に志望する専攻を決めるみたいな事が当たり前になってる。
もちろんそうしないと受験のためには効率の良い対応策が取れないし何より進路を決めなければならないのだからそれはそれで仕方のないことかなとも思う。
海外のことはわからないけど少なくとも日本ではやや理系重視の傾向を感じる。
でもそれはなんとなく経済優先主義から実学的な視点が大きく影響してるのではないか?
露骨な言い方ではあるけれど「金になる」学問みたいなイメージが固定観念的に付き纏っている気はする。理系の世界ですら直接的に技術開発などに関連付けられない、要するに経済に直結しない基礎研究に対しては制約も大きい話なども聞くことがある。
ただ最近は少し違う考え方も出てきてて、先日はJAXAが宇宙飛行士の募集条件に文系出身者を加えたり分子生物学者の福岡伸一氏が文系理系の枠にとらわれる事の弊害やアートに対する理解から得られる多様な思考について述べていたり、STEAM教育という考え方(science technology engineering art mathの頭文字)が出てきたり。
アートというのが文系と言えるのかどうかわからないけどとりあえず人文分野であり学校ではともすれば音楽、美術は選択制になったりして受講機会も不十分になりがちな教科ではあるので個人的には歓迎すべき動きがあるのかなとも思う。
そんな文系的、論理的思考と理系的、数式でちょっとしたアートを実現するProcessing というプログラミング環境を紹介するビデオをあげてみます。
説明も半端でチュートリアルではないのでこれを観て即コードが書けるという事ではないけど、例えば30行かそこらのプログラムでこんな感じの物が作れます、というサンプルです。
オープンソースで基本的に無償なのでプログラミングを体験してみるのに最適だと思います。